海から山へ(JR最高地点を目指して…) (part2)



 海から離れると、もうすぐ富士駅です。その手前、富士川駅を出ると、富士川を渡ります。例の親子連れの人にもこの川を教えました。
この富士川は、九州の球磨川、東北の最上川と同様、三大急流と言われております。

実は、この辺りは、富士山がはっきり見えるところなのですが、雲がたくさんあり、富士山を拝むことが全く出来ませんでした。台風一過でも、すっきりとしない天気です。
 10時31分、やっと乗換駅の富士駅に着きました。
ロングシートの約1時間40分は非常につらかったです。ここで東海道本線とお別れです。
次は、この富士駅から、山梨県の甲府駅を結ぶ、身延線に乗り換えます。

今度の列車も気になります。
 待っていたのは、ご覧の313系の甲府行き普通です。
正直、ロングシートからの解放で、すごく嬉しかったです。やはり、新型車両のほうが気分も良いものです。

 つい、嬉しくなって側面まで撮ってしまいました。
しかし、新快速で乗った313系とは、違い、この電車は、ボックスシートでした。でも、車内はきれいなので、別に不満はなかったです。これで、快適な約3時間が約束されました。

車内は、2両編成のせいか、かなり混雑をしておりました。
10時46分、定刻に発車しました。
 身延線は、すぐに高架に入ります。富士の市街地が見渡せます。

この画像に富士山が映っています。半分は雲に隠れています。
せっかく富士山を見にきたのに、これでは…
 市街地が途切れ、家並みもなくなり、天気が良いと確実に富士山が目の前に見えるところなのですが、やはり、雲が邪魔で邪魔で…。
 およそ20分で富士宮駅につきました。ここでかなりの乗客が降りて行きました。
なかには、いかにも登山をする、と言った格好の方も見え、富士山へ登山というのが、すぐに分かりました。
 すぐに、反対列車が着きました。
373系特急「ふじかわ」静岡行きです。3両編成の特急なのですが、自由席は、立客が多かったです。
「ふじかわ」はこれを見ている限り、好調ですね。
 富士宮駅を出ると、富士山は見えなくなります。
かわりに、富士川が見えるようになります。身延線は、この後、しばらくは、富士川沿いを走行します。
 しかし、台風が過ぎた後だったせいか、水が泥水化となっており、汚いですね。
旅行者らしき人らは、この富士川を何度もカメラに撮っていました。
 稲子駅〜十島駅間が静岡県と山梨県の県境があるところです。
山梨県に入っても、富士川沿いをしばらくは走行します。
山梨県だと、JR東日本、というイメージがありそうですが、JR東海もちゃんとあるんですよね。
 甲斐大島駅に着きました。この駅で初めて甲斐という文字が出てきました。
これで、山梨に来たと言う感じがしてきます。
 11時56分、身延線の中間にある、 身延駅に着きました。
ここで、なんと24分も停車します。本当にのんびりといった感じです。時間がありますので、列車から出て、外に出ることにしました。
18切符なので、乗り降り自由です。
 これが身延駅の駅前です。かなり整備されています。
観光客もたくさんいて、身延山へ向かう人らもたくさんいました。もちろん、土産屋も数件ありました。身延線では大きな駅です。
 ちょうどお昼の時間なので、食事にします。駅弁ではなく、立ち食いそばにしました。
身延駅には、何もないであろう…とわたくしは思っていたのですが、まさか、立ち食いそばがあるのは、驚いてしまいました。

 わたくしは、天ぷらそばにしました。左にあるのは、バツ丸さんが頼んだ、生玉そばです。
そばは、麺が太く、かなりおいしかったですね。立ち食いそばでは穴場かもしれません。

食べた後は、列車に戻りました。車内は、身延駅から乗り込む客が増え、混雑しておりました。




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